LAW1〜10

■■■クリケット競技規則■■■

1980年改正版
Marylebone Cricket Club 承認 日本クリケット協会公認公式規則集
発行:日本クリケット協会 発行人:山田 誠

【The Laws of Cricketとは】
 200年以上の歴史を持つクリケットの競技規則が最初に確立したのは、1744年のことです。その後1787年、ロンドンにあるマリラボン・クリケットクラブが唯一の公式ルール編纂機関に指定されました。そして1788年5月30日、その権威あるクラブによってはじめてまとめられた「THE LAWS OF CRICKET」が施行され、今もなお世界中のクリケット選手たちの行動指針となっています。
 近代クリケットの黎明ともいうべきこの規則がスタートしてから、幾度となく規則の改正・見直しがありました。1947年の改正では55あった規則が47に、そして1980年の改正では47あった規則が42に減らされよりシンプルになりつつあります。これらの改正はマリラボン・クリケットクラブの特別総会で決定され、規則が時代に即した内容になるように常に注意が払われています。しかしこうした改正が行われながらも、この競技の基本的なルール、精神は最初の規則ができた1744年当時とほとんど変わっていません。
 クリケットの競技規則は単なるルールではなく、フェアプレー精神に基づいた人間教育の側面も持ち合わせています。人間社会には約束事があり、それを公正明大な態度で守ることによって生きることが重要であることを教えてくれます。「THE LAWS OF CRICKET」、それは競技規則であると同時に「法律」なのです。

LAW1 選手

  1. 選手の数とキャプテン
    試合は1チーム11人で構成される2チームによって行われ、各チーム11人のうち1人がキャプテンとなる。キャプテンがなんらかの理由でいない場合は、代理キャプテンを選ぶ。
  2. 選手の指名
    キャプテンはイニングを決めるトスの前に、試合に出場する選手を指名する。指名後は相手チームのキャプテンの同意なしに選手の変更はできない。
注意
  1. 1チーム11人以上あるいは11人以下の場合
    試合は両チームの合意により1チーム11人以上あるいは11人以下で行うことができるが、フィールダーは11人までとする。


LAW2 補欠選手と代走

バッツマンかフィールダーがフィールドを離れる:バッツマンのリタイア:バッツマンのイニング開始
  1. 補欠選手
    通常、補欠選手は試合中のケガや病気のためプレー続行不可能とアンパイアに判断された選手の代わりにフィールディングのみすることが許されている。しかしアンパイアは相手チームのキャプテンの同意に基づき、ケガや病気以外の正当な理由によって例外的に選手の交代を許可することがある。選手がシャツやシューズ等の交換をしたいときはフィールドを離れてもよいが(フィールド内で交換してはならない)、この場合補欠選手の起用は認められない。
  2. 補欠選手に対する異議
    相手チームのキャプテンはフィールドでプレーする補欠選手あるいはそのポジションに対して異議を唱えることはできないが、補欠選手がウィケットキーパーをすることに対しては異議を唱えることができる。
  3. 補欠選手のバッティング、ボーリングの禁止
    補欠選手はバッティング、ボーリングをすることができない。
  4. 補欠選手に代わってもらった選手
    補欠選手に代わってもらった選手が復帰した場合、その選手はバッティング、ボーリング、フィールディングをすることができる。
  5. 代走
    代走は試合中、ケガあるいは病気のために走ることのできなくなったバッツマンに対して起用することができる。代走はバッティングサイドの選手の中から選ぶが、できればそのイニングにおいてすでにバッティングを終了している選手が望ましい。
  6. 代走の装備
    代走は負傷したバッツマンと同じプロテクターを着用する。
  7. 負傷したバッツマン、代走の規則違反
    負傷したバッツマンは代走がLAW33(ハンドルド・ザ・ボール)、LAW37(オブストラクティング・ザ・フィールド)あるいはLAW38(ランアウト)に違反した場合アウトになる。負傷したバッツマンも当然のことながらLAWSに従わなければならない。さらに負傷したバッツマンがなんらかの理由でクリースから離れた際にウィケットが倒された場合は、ノンストライカー、代走の位置に関係なくLAW38(ランアウト)、LAW39(スタンプト)によってアウトになり、このときのランは全て認められない。
    負傷したバッツマンがノンストライカーになった場合、試合の妨害にならない位置にいなければならない。試合の妨害をした場合は、規則違反とみなされLAWSに従ってペナルティーが与えられる。
  8. フィールダーの退場
    フィールダーはセッション中、ボーラーズエンドのアンパイアの同意なしにフィールドの入退場をすることはできない。インターバルの後フィールディングサイドが補欠選手を起用しようとする場合も、同様にボーラーズエンドのアンパイアの同意が必要である。さらにフィールディングサイドの選手がフィールドから退場したり、インターバルの後なんらかの理由でフィールドに戻って来ることができず15分以上経過した場合、実際に不在だった時間はボーリングをすることができない。ただしこの規制、翌日の試合開始時からは適用されない。
  9. バッツマンの退場、リタイア
    バッツマンはあらかじめボーラーズエンドのアンパイアに知らせておけば、病気、ケガやその他のやむを得ない理由により退場することができる。そのバッツマンがイニングを再開する場合は、ウィケットが倒されたときに行う。
    もし病気やケガ以外の理由で退場あるいはリタイアした場合は、相手チームのキャプテンの同意なしにイニングを再開することはできない。
    病気やケガあるいはその他のやむを得ない理由により退場あるいはリタイアし、プレーを再開することができない場合は、"retired, not out" となりそれ以外は "retired, out" と記録される。
  10. バッツマンのイニング開始
    バッツマンのイニングは、プレーエリア内に足を踏み入れた瞬間に開始したとみなされる。
注意
  1. 補欠選手と代走
    これらの規則の目的はキャプテンによる選手指名後、ケガや病気が起きたときに対処できるようにするためである。


LAW3 アンパイア

  1. 指名
    イニングを決めるトスの前に、指名された2人のアンパイアはボーラーズエンドとストライカーズエンドに分かれ、LAWSに基づいて公正に試合をコントロールする。
  2. アンパイアの交代
    試合中のアンパイアの交代は両チームのキャプテンの同意なしに行うことはできない。
  3. 特別な状況

  4. イニングを決めるトスの前に、アンパイアは試合の進行に影響する特別な状況について両キャプテンと合意する。
  5. ウィケット
    アンパイアは試合開始前にウィケットが適切に準備されているか確認する。
  6. 時計あるいは腕時計
    アンパイアは試合のタイムキーピングのために使用する時計の確認をし、どの時計を使用するかについて両キャプテンに報告しなければならない。
  7. 運営と設備
    アンパイアは試合の開始前と試合中、その運営や設備がLAWSに適合しているかどうかを確認する。
  8. フェアプレーとアンフェアプレー
    フェアプレーとアンフェアプレーの判断はアンパイアのみが行う。
  9. グランドコンディション、天候および明るさの適性
    1. グランドコンディション、天候および明るさの適性についての判断は、アンパイアのみが行う。
      1. ただし、アンパイアは試合を中断するか再開するかの判断を決定する前に、両キャプテン(ウィケットにいるバッツマンがバッティングサイドのキャプテンの代わりをしてもよい)の意向を聞く必要がある。もし両キャプテンが試合の続行あるいは再開を希望しているのであれば、その意思を尊重しなければならない。
      2. 試合中、アンパイアが明るさの不足のため試合の続行が困難であると判断しても、バッティングサイドのキャプテンは試合の続行を要求することができる。その結果明るさの不足のなかで試合を続行した後、バッティングサイドのキャプテン(ウィケットにいるバッツマンがバッティングサイドのキャプテンの代わりをしてもよい)が試合の中断を申し出る場合は、先に合意した時点での明るさよりも暗くなっていることがその条件である。
    2. 中断後状況の回復があった場合、アンパイアは速やかにコンディションの状況を独自の判断で行い、再開を決定したら選手に対してただちにそのことを報告し試合を開始する。
  10. 例外的状況
    天候やグランドコンディション、明るさ以外の例外的状況によって試合を中断したり、中止する場合の判断はアンパイアが行う。ただし、アンパイアはこのような判断をする前に両キャプテン(ウィケットにいるバッツマンがバッティングサイドのキャプテンの代わりをしてもよい)の意向を聞く必要がある。もし両キャプテンが試合の続行を希望しているのであれば、その意思を尊重しなければならない。
  11. アンパイアのポジション
    アンパイアは最も判定のしやすい位置に立たなければならない。 このことを第一に考え、ボーラーズエンドのアンパイアはボーラーのランアップとバッツマンの視界を妨害しない位置に立たなければならない。 一方ストライカーズエンドのアンパイアは、通常レッグサイド(バッツマンの背後)に位置するが、オフサイドに立ってもよい。この場合アンパイアはフィールディングサイドのキャプテンとバッティングサイドのストライカーにそのことを知らせる。
  12. アンパイアのエンドの交代
    アンパイアはイニング毎にエンドを交代する。
  13. 試合の運営等に関する協議
    試合の運営等に関する判断はアンパイアによってなされる。もし両アンパイアの意見が異なる場合は、協議の前に行われていた条件を続行させる。
  14. 判定のシグナル
    試合中アンパイアは以下に書かれている判定のシグナルをスコアラーに分かるように示さなければならない。スコアラーはシグナルが確認でき次第速やかにアンパイアに対して合図を送る。
    バウンダリー:どちらかの腕を水平に振る。
    バウンダリー6:両腕を頭の上に上げる。
    バイ:どちらかの腕を頭の上に上げる。
    デッドボール:腰の下で両腕の手首を交差させる。
    レッグバイ:どちらかの膝を上げ、手を触れる。
    ノーボール:どちらかの腕を水平に上げる。
    アウト:人さし指を頭の上まで上げる。(ノットアウトの場合は「ノットアウト」とコールする。)
    ショートラン:どちらかの腕を曲げ、手の先は肩に触れる。
    ワイド: 両腕を水平に上げる。
  15. スコアの正確さ
    アンパイアは試合中、スコアが正確につけられているかについての責任を負っている。LAW21.6(結果の正確さ)参照。
注意
  1. アンパイアの出席
    アンパイアは少なくとも試合開始30分前にグランドに来て、グランド関係者へ報告しなければならない。
  2. アンパイア、スコアラー間の確認
    不明な点についてアンパイアとスコアラーは確認し合わなければならない。
  3. グラウンドの適性
    アンパイアはボーリングやフィールディング、バッティングが困難なほど足場が軟弱で滑りやすくなった場合は、グラウンドコンディションがプレー続行に適していないと考えるべきである。ただし芝やボールが濡れてちょっと滑りやすくなった程度で試合の中断を考えてはならない。
  4. 天候と明るさの適性
    アンパイアはこれ以上試合を続けては危険なほどコンディションが悪化した場合にだけ中断の決定をする。


LAW4 スコアラー

  1. ランの記録
    全てのランは指名されたスコアラーによって記録される。スコアラーが2名いる場合、スコアラーはスコアシートが正確に記録されているかを常にチェックし合わなければならない。
  2. シグナルの確認
    スコアラーはアンパイアの判定のシグナルを受け次第速やかに確認の合図をしなければならない。


LAW5 ボール

  1. 重さとサイズ
    新しいボールの重さは155.9〜163gで、外周は22.4〜22.9cmでなければならない。
  2. ボールの承認
    試合で使用する全てのボールは、試合開始前にアンパイアおよび両キャプテンによって承認される。
  3. 新ボール
    イニングを決めるトスの前にその試合で使用するボールを交換しないということに合意することもあるが、合意があった場合はその合意に従い、合意がなかった場合、キャプテンは各イニング開始前に新ボールを要求することができる。
  4. 3日間以上の試合における新ボールについて
    3日間以上の試合では、ある一定オーバー投球後のボールについて、フィールディングサイドのキャプテンが新ボールへの交換を要求することができる。オーバー数については各国のクリケット協会が決定するが、最低75オーバー(1オーバー6球の場合)か55オーバー(1オーバー8球の場合)でなければならない。
  5. ボールの紛失、ボールが試合に適さなくなった場合
    試合中、ボールが紛失したり、アンパイアによってボールが試合に適さなくなったと判断された場合は交換することができる。ただしそのボールはアンパイアの判断により、その時まで使用していたボールと同程度のコンディションのものを使用する。このようなボールの交換があった場合、アンパイアはバッツマンにそのことを報告する。
注意
  1. ボールの仕様
    1で記述したボールの仕様はハイクラスの試合のみに適用されるものである。
    以下に列挙する仕様はハイクラス以外のもので、仕様の許容範囲を示している。
    1. 男性2nd〜4thグレード/重さ:150〜165g/外周:22〜23cm
    2. (ii) 女性/重さ:140〜150g/外周:21〜22.5cm
    3. ジュニア/重さ:133〜143g/外周:20.5〜22.0cm


LAW6 バット

幅と長さ
バット全体の長さは96.5cm以下、ブレード(ボールを打つ平らな部分)は木製でその幅は10.8cm以下でなければならない。

注意
  1. バットのブレードの表面を保護、補強あるいは修理のためになんらかの素材で覆ってもよいが、その素材の厚さは1.56mm以下でなければならない。


LAW7 ピッチ

  1. ピッチのエリア
    ピッチとは両方のボーリングクリース間のエリアのことをいう。LAW9(ボーリングクリース、ポッピングクリース、リターンクリース)参照。ボーリングクリースはウィケットのミドルスタンプから両側に1.52mずつ平行な線で示される。LAW8(ウィケット)参照。
  2. ピッチの位置決定と準備
    イニングを決めるトスの前までは、グランド責任者がピッチの位置決定と準備に関する責任を負うが、トスの後はアンパイアがその管理に対して責任を負う。
  3. ピッチの変更
    試合中ピッチは原則として変更することはない。しかしアンパイアおよび両キャプテンによってピッチがプレーに適さなくなったと判断された場合のみ変更することがある。
  4. 芝以外のピッチを使用する場合は以下が適用される。
    1. 長さ/最低17.68m。
    2. 幅/最低1.83m。
      LAW10(ピッチのローラーがけ、スウィーピング、芝刈り、水撒きおよびクリースラインの引き直し)注意(a)参照。


LAW8 ウィケット

  1. 幅と位置
    2組のウィケットを使用するが、幅は22.86cmで3本の木製のスタンプと2本のベイルで構成されている。ウィケットは両方のミドルスタンプ間の距離が20.12mになるようにして互いに平行に立てられる。
  2. スタンプのサイズ
    スタンプは全て同じサイズのものを使用し、スタンプの間をボールが通り抜けないように設置する。スタンプの高さは地面から71.1cmで、上の部分はドーム型をしており、ベイルを置くための溝がある。
  3. ベイルのサイズ
    ベイルの長さは11.1cmで、スタンプに置いたときにスタンプの上から1.3cm以上ベイルが突き出てはならない。
注意
  1. ベイルの除去
    強風が吹いている場合、アンパイアはベイルを使用しないことを決定することがある。
  2. ジュニアクリケット
    ジュニアクリケットにおいては以下のサイズが適用される。
    幅 20.32cm
    ピッチ 19.20m
    高さ 68.58cm
    ベイルの長さ 9.84cmでスタンプの上から1.3cm以上突き出てはならない。


LAW9 ボーリングクリース、ポッピングクリース、リターンクリース

  1. ボーリングクリース
    ボーリングクリースラインはスタンプに沿って平行に引くが、そのラインのバッグエッジがボーリングクリースである。長さは2.64mで中央にスタンプが位置する。
  2. ポッピングクリース
    ポッピングクリースラインのバッグエッジ(ウィケット側の端)がポッピングクリースであるが、それはボーリングクリースの前にかつ平行にマークされる。ミドルスタンプの中心からポッピングクリースまでは1.22mで両側に最低1.83mマークする必要がある。ポッピングクリースは長さに制限がないものとする。
  3. リターンクリース
    リターンクリースラインのインサイドエッジ(内側の端)がリターンクリースであるが、それはボーリングクリースに対して直角でウィケット後方に最低1.22m、前はポッピングクリースまでマークする。リターンクリースは長さに制限がないものとする。


LAW10 ピッチのローラーがけ、スウィーピング、芝刈り、水撒き、およびクリースラインの引き直し

  1. ローラーがけ
    試合中はバッティングサイドのキャプテンの要請により、1stイニング以外の各イニング開始前と、各日の試合開始前に7分間以内でローラーがけをすることができる。ただしイニングを決めるトスの後、1stイニングの開始が遅れた場合、バッティングサイドのキャプテンは7分間以内でローラーがけを要求することができるが、アンパイアの判断により、その試合開始遅延の間にピッチコンディションの変化はなかったとみなされた場合、アンパイアはローラーがけの要求を拒否する。
    それ以外では試合中にローラーがけをすることはできない。
    各日の試合開始前のローラーがけは7分間以内で、開始30分以上前に行わない。そしてバッティングサイドのキャプテンは、このようなローラーがけを試合開始10分前まで遅らせることができる。
    バッティングサイドのキャプテンがインターバル中、試合再開までの残り時間が15分以内になった時点でデクレアーをしたため、その結果相手チームのキャプテンにローラーがけの選択をするための時間的余裕がない場合や、それ以外の理由で選択できない場合は、ローラーがけは通常の試合時間の中で行われる。
  2. スウィーピング
    試合中のピッチのスウィーピングは必要であり、上記1の7分間のローラーがけに影響のないように行われる。
  3. 芝刈り
    1. グラウンド責任者とアンパイアの責務
      イニングを決めるトスの前に行われる芝刈りについては、グラウンド責任者が全ての責任を負うが、トスの後についてはアンパイアがその任務を引き継ぐ。LAW7.2(ピッチの位置決定と準備)参照。
    2. 最初の芝刈り
      ピッチの芝刈りは各日のスケジュールに基づいた試合開始時刻の前か、試合開始遅延の場合は開始予定時刻の前に行われる。上記3(a)(グランド責任者とアンパイアの責務)参照。
    3. 2日間以上の試合におけるピッチの芝刈り
      2日間以上の日程で行われる試合では、その日の試合開始前にピッチの芝刈りが行われる。天候の不順や試合の休養日、そのほかの理由で芝刈りができない場合は、試合再開日に行う。
    4. 2日間以上の試合におけるアウトフィールドの芝刈り
      アウトフィールドのコンディションをなるべく一定に保つため、グラウンドコンディションや天候が許すかぎり通常各日の試合開始前に芝刈りを行う。上記注意(b)参照。
  4. 水撒き
    試合中、ピッチに水を撒いてはならない。
  5. クリースラインの引き直し
    試合中必要なときは、クリースラインをいつでも引き直すことができる。
  6. フットホールのメンテナンス
    雨天の場合、アンパイアはボーラーやバッツマンによって悪くなった足場をプレーしやすいようにきれいにし、かつドライな状態を保たなければならない。2日間以上の試合においては必要であれば、アンパイアが各日の試合開始前、ボーラーの助走によってできたフットホールに芝やそのほかの充填物を埋めてもよい。
  7. フットホールの保全とピッチのメンテナンス
    試合中、バッツマンは荒れたピッチを直すためにバットの先端を使ってピッチを叩いてもよい。また、LAW42(アンフェアプレー)に反することなく、またピッチを傷つけなければ、安全のためにおが屑を使ってフットホールを埋めてもよい。
注意
  1. 芝でないピッチの場合
    上記のLAW10は芝のピッチに適用される。
    芝でないピッチによる試合は、様々な国とレベルで行われている。このような試合もLAWS OF CRICKETに基づいて行われなければならないが、各国の状況にあった特別規則の設定がときに必要になってくることも認識されなければならない。
    したがって遠征チームと試合をする時は、特別規則についてあらかじめ両チームが合意しておくべきである。
  2. 2日間以上の試合におけるアウトフィールドの芝刈り
    グラウンドコンディションや天候以外の理由で各日の芝刈りができない場合、グラウンド責任者は最初の日のイニングを決めるトスの前に両キャプテンと両アンパイアにそのことを報告し、その試合での芝刈りの手順について合意をしなければならない。
  3. ローラーの選択
    2台以上ローラーがある場合、バッティングサイドのキャプテンはローラーを選択することができる。